『月がきれい』わたしにとってそれは…まるで月あかり――。慌ただしい季節の中で、瑞々しくもめくるめく、思春期の恋。〜アフィリエイト紹介サイト嶋津球太〜

『月がきれい』とは…

『月がきれい』とは…

 

■I love you をそう訳したのは、太宰だったか、漱石だったか……

■小説家志望の文芸部員、小太郎。茜は陸上部で短距離走専門。
中学3年になり、初めて知り合った2人。
家族と食事に出かけたファミレスで出くわしたり、運動会の用具係で一緒に作業したりが続き、互いを意識し始める。






クラスメイト、部活仲間、教師、親…。
周囲との関わり、自分の成長。
変化と不安に追いかけられながら慌ただしく駆け抜ける季節の中で、
瑞々しくもめくるめく、思春期の恋。――!?




「わたしにとってそれは…まるで月あかり」


登場人物紹介

安曇 小太郎(あずみ こたろう)- 千葉翔也


川越市立第三中学校3年1組。文芸部部長。
小説家になることを夢見ており、毎晩遅くまで執筆しているが、まだ誰にも読ませたことはない。
幼時から近所の神社の祭り囃子連に入れられて笛・太鼓・踊りの練習をさせられるなど、地縁濃く育つ。
茜に告白し付き合うようになる。
茜が千葉に引っ越すと聞き、同じ高校を受験するが不合格となり、地元の市立高校に進学。

茜との交際を「13.70」の題で小説に書き、小説投稿サイトに投稿。離れても気持ちは変わらないと綴った。

水野 茜(みずの あかね)- 小原好美

小太郎のクラスメイト。
短距離専門の陸上部部員で大会で複数、入賞している。
小太郎の髪にねぐせがついていたのを見てひそかに「ハネテル君」とあだ名をつける。
根がマジメなので勉強はコツコツやっており、学業成績は良好。
一方で内弁慶なところもあり、学校などでは周囲の空気を読むことに必死な面もある。

「緊張しい」で、イモのゆるキャラのマスコットを持ち歩き、緊張ほぐしのために手でもんで気持ちを落ち着かせている。
父親の転勤に伴って千葉の「光明高校」の推薦入試を受け、進学。遠距離恋愛になることに強い不安を感じていたが、小太郎の小説を読み、交際を続ける決意に感動する。

山科 ろまん(やましな ろまん)- 筆村栄心


小太郎の親友、小太郎と大地とは小学校時代からの友人。
外見も中性的で言動もふわふわしてまるで妖精みたいな不思議ちゃん。
派手な格好で一部の女子から熱烈な人気を誇る。
クラス担任の園田を「(先生として)好き」と公言している。小太郎に小説を投稿サイトに載せるよう勧めた。

西尾 千夏(にしお ちなつ)- 村川梨衣

3年2組。茜と葵の親友。
明るく天真爛漫で人懐こい。
誰にでも朗らかに接し男女いずれからも人気がある。
人懐っこい性格で、運動会で怪我の手当てをした小太郎にもなれなれしくふるまう。
ひそかに小太郎へ思いをよせ、茜にそれをLINEで告白する。遊園地で小太郎の交際宣言を聞いたときは涙した。小太郎と同じ高校に合格した日、告白したが断られたことで、自分の気持ちに区切りをつける。

小笠原 大地(おがさわら だいち)- 金子誠

小太郎、ろまんの友人。柔道部部長。
小太郎、ろまんとは小学校高学年からの付き合いで親友と呼べるほどだが、3人に趣味などの共通点は何もない。
地アタマがよく、少し冷めた性格のためしれっと毒を吐いたりするツッコミ役。

比良 拓海(ひら たくみ)- 田丸篤志

陸上部部長。短距離選手として1年の頃から県大会で活躍している。
周囲に自然に気を配ることができ頼られがちな人格者。
陸上部同期で同じ種目である茜のことを1年生時から想っているが茜を含め誰にも言ったことはない(茜以外は何となく気づいている)。

茜に思いをよせていたが、遊園地に遊びに行った際、小太郎から茜と交際していると言われ呆然とする。
川越祭りの夜、ようやく茜に自分の思いを告白したが断られる。


園田 涼子(そのだ りょうこ)- 東山奈央

3年1組の担任で、音楽教師。
着任2年目にして急に受験生の担任になり焦る春。
育ちが良く頑張り屋の「いい子」だが末っ子で天然気味の世間知らず。
大変可愛らしく、男子生徒からは憧れの的、女子生徒からは羨望と嫉妬の入り混じった複雑な目で見られている。

ろまんに好意を向けられてから、彼を意識するようになる。
好きの意味が「先生として好き」という意味だとわかった後も、彼のことを意識している。